漢方薬には免疫力を高めるという表現はなく、人体への病邪の侵入を防ぐことができる体の正気を高めると理解することができる。 したがって、免疫力、すなわち正気を高めることができる漢方薬は、高麗人参、ハトムギ、黄精である。
1.人参:人参は、活力を補い、脾肺を補い、津液を生成し、血を養い、脉を復し、損を治し(正常な脉状に戻し、活力喪失の病気を予防し、抑制する)、精神を安定させ、知性を益する作用があり、気虚や活力喪失願望、長患いの虚弱体質、インポテンツや子宮の冷え、脾虚や食虚、肺虚、喘鳴や咳嗽、気虚や津液不足、心虚、動悸や不眠などの症状に用いられます。
2.黄耆:補気昇陽、筋肉の表面を固めて発汗を止める、利尿を促す、血行を促進する、滞りや麻痺を促す(滞っている経絡をスムーズにする)、毒素をサポートし排膿する(体内の膿や毒素を排出する)、ただれを収斂し筋肉の成長を促進する(ただれの治りを早くし、新しい肉の成長を促進する)。
気虚疲労、緩便(便が細く形がない)、気沈(脾胃の気虚、臓腑が落ちるなどの症状)、表虚自然発汗(筋肉の表層が弱いため、自然発汗が多い)、気虚浮腫、内熱口渇(食が多く、飲が多く、尿が多いなどの症状を伴う内熱)、血虚萎縮などに用いる。
3.黄精:補気養陰、潤肺、補脾、益腎の作用があり、脾胃気虚、胃陰虚(胃の陰液不足)、疲労倦怠、口渇少食、肺咳、血精不足、腰膝痛虚弱、内熱口渇等を治す。 脾虚湿,痰湿鬱結,気滞満満には適さない。
上記の生薬は、診断の上、専門の漢方医の指導のもとに用いるべきであり、自己判断で勝手に用いてはならない。 また、使用後に違和感があれば、速やかに医師に相談すること。