白血病にはN3型はないが、M3型があり、これは急性骨髄性白血病の一種である急性前骨髄球性白血病を指す。 M3型白血病は急性前骨髄球性白血病とも呼ばれ、貧血、発熱、易感染性、出血、その他骨髄造血抑制の徴候を呈することがある。 骨髄塗抹標本では主に顆粒球性前骨髄球が認められ、骨髄中の非赤血球系有核細胞の30%以上を占める。 M3白血病は急性骨髄性白血病のより特異的な型の一つであり、その大部分は15番染色体と17番染色体の転座によりPML-RARA融合遺伝子を形成している。これはM3白血病の病因の基礎であり、オールトランス型ビテキシンおよびヒ素治療の有効性の分子的基礎でもある。 M3白血病の治療は、医師の指示のもと、オールトランス型レチノイン酸、三酸化ヒ素、ゾルビシンなどのアントラサイクリン系薬剤により寛解を誘導し、治療を維持することが可能であり、必要に応じて自家幹細胞移植も可能である。M3白血病の予後は、早期死亡を避ければ一般に良好であり、治癒することも多い。 診断と治療は医師の監督下で行うべきである。