気管支分節の内腔に癌細胞の塊が存在することは、一般に外科的切除が不完全であることの徴候とみなされる。 しかし、術後にがん細胞が再発し、この部分に転移した可能性や、手術そのものが緩和手術である可能性も否定できず、患者の病状や術中の状況に応じて判断する必要がある。
気管支肺癌手術における切除の原則は、癌巣を完全に切除して断端陰性を確保し、同時に転移リンパ節を切除して正常組織の温存に努めることである。 気管支郭清の内腔に癌組織があっても、断端が陰性かどうかは特定できず、断端が陽性であれば、一般に手術がきれいに行われなかったと考えられる。
また、気管支郭清内腔にがん細胞が存在するのは、肺がんの術後再発や気管支郭清への転移、緩和手術などで、術後にがん細胞が気管支郭清内腔に残るなど胸腔内に残存することがありますが、比較的まれです。
気管支郭清内腔にがん細胞が認められた場合は、患者さんの状況に応じて分析し、報告を受けてから速やかに外科医に相談し、経過観察を行う必要があります。