腸内視鏡検査で下剤を2回飲むのは、主に腸管を洗浄するためで、下剤を2回に分けて飲むことで、患者の苦痛感を軽減することもできる。 腸内視鏡検査とは、腸内視鏡を肛門から腸管内腔に沿って回盲部まで挿入し、炎症性腸疾患、腸腫瘍、腸ポリープなどの結腸や直腸の粘膜病変を直接観察する検査である。 腸内視鏡検査では、事前に腸を準備し、医師の観察のために腸内を清潔に保つ必要があるため、患者は腸内視鏡検査を行う前に6~8時間絶食し、下剤を服用して腸内容物を排出する必要がある。 臨床的に使用されている下剤は主にポリエチレングリコール、ラクツロースなどである。 大腸内視鏡検査の前に下剤を2回飲む主な目的は、水様便ができるまで腸の内容物を完全に排出し、大腸内視鏡検査を容易にすることである。 通常、下剤を1回飲んだ量では腸内容物を完全に排出しきれず、腸内に食物残渣が残ってしまい、大腸内視鏡検査の基準に達していないため、2回飲む必要がある。 基準に達しない場合は、さらなる服用や浣腸が必要になることもある。 また、下剤の味は苦く、大腸内視鏡検査で服用する下剤の量も比較的多いため、2回に分けて服用することで、下剤服用時の苦痛を軽減できるほか、一度に多くの下剤を服用することによる患者の腸管への刺激、さらには薬の嘔吐を避けることができる。 大腸内視鏡検査の前には、検査結果に影響を与えないよう、腸の準備について医師の指示に厳密に従わなければならない。