病理所見における異型細胞の存在は、組織細胞の異型増殖(しばしば異型過形成とも呼ばれる)を示すことが多く、前癌病変であることが多い。
異型過形成とは、主に顕微鏡下で観察される上皮細胞の異常な過形成を指し、細胞形態の異常、配列の乱れなどが見られるが、癌に特徴的な病的な核分裂現象は見られない。
一般に、正常細胞から腫瘍細胞への発生は、正常細胞→過形成→異型過形成→in situ癌→浸潤癌という過程を経ると考えられている。 異型過形成は正常細胞から悪性腫瘍への中間点であり、この過程は一般的に長く続き、元に戻すことが可能である。
異型過形成は通常無症状で、健康診断で発見されることが多く、治療は病変の程度による。 軽度および中等度の無症候性であれば、無治療で定期的な経過観察が可能である。 例えば、中等度の胃粘膜の異型過形成は、オメプラゾールなどの薬剤で治療できる。
本疾患の具体的な診断と治療は、医師の監督下で行うべきである。