大腸癌T3N0M0はIIA期に属し、一般的に化学療法を必要としないが、再発・転移のリスクが高い一部の患者にのみ化学療法を行う必要がある。 大腸癌T3N0M0の再発・転移のハイリスク因子は、手術中にリンパ節転移が12個以下であること、術後病理所見が低分化癌であること、術前に穿孔や腸閉塞などの合併症があったこと、術後病理所見から病変部に脈管リンパ管や神経浸潤があること、術後病理所見や免疫組織化学検査から予後不良因子があること、などである。 T3N0M0期の大腸癌患者が上記の高リスク因子を有する場合は、術後に8〜12サイクルの術後補助化学療法を行う必要がある。