甲状腺機能低下症は、自己免疫障害、甲状腺の破壊、ヨードの過剰摂取、薬物の影響などによって起こります。 1.自己免疫の障害:橋本甲状腺炎、萎縮性甲状腺炎、分娩後甲状腺炎などの病気によくみられ、いずれも自己免疫の障害により甲状腺ホルモンの分泌が低下しすぎることがあります。 2.甲状腺の破壊:通常、甲状腺側切術や全切術、ヨード131放射線療法などで甲状腺が破壊され、甲状腺の機能が損なわれて甲状腺ホルモンが減少し、甲状腺機能低下症になります。 3.ヨウ素の過剰摂取:病気の治療のためにアミオダロンなどのヨウ素を含む薬剤を長期間服用すると、体内のヨウ素濃度が高くなりすぎて甲状腺機能低下症の症状が出ることがあります。 4.薬剤の影響:リチウム塩、メチルチオウラシル、プロピルチオウラシル、カルビダゾールなどの薬剤を長期間使用すると、体内の甲状腺ホルモン分泌が少なくなり、甲状腺機能低下症になることがあります。 甲状腺機能低下症は、甲状腺がんなどの他の原因で起こることもあります。