CT検査のみでは肺の病変(気腫性変化など)を検出できるが、慢性閉塞性肺疾患の診断を確定することはできず、通常は肺機能検査、症状、徴候と組み合わせる必要がある。 慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、持続的な気流制限を特徴とする疾患である。 COPDには3つの病態、すなわち気道粘液分泌過多、慢性気管支炎、肺気腫が含まれる。 通常、ルーチン検査にCTは使用されないが、高分解能CTは小葉中心性肺気腫や全小葉肺気腫の同定や肺黄斑の数や大きさの判定に高い感度と特異度を有する。 肺機能検査における患者の持続的な気流制限は、COPDの診断を確定するためのゴールドスタンダードである。 慢性閉塞性肺疾患の診断には、一般に喫煙歴や生活環境中の多量の粉塵の存在も考慮される。 繰り返す咳や痰などの臨床症状、特に活動後の呼吸困難。 初期の徴候は明らかではなく、病気の進行に伴い、樽胸、初期の深い遅い呼吸、後期の浅い速い呼吸、胸部と腹部の矛盾した動きが現れることがある。 慢性閉塞性肺疾患が疑われる患者は、疾患の悪化を避けるため、適時に治療を受けることを勧める。