脳梗塞の回復期に時折認知不能が生じるのは、病変が皮質機能に関与し、認知障害を来すためと考えられる。
脳梗塞は一種の虚血性脳血管障害であり、さまざまな局所神経障害の症状を引き起こし、片側の四肢のしびれや脱力、好ましくない言語などの臨床的に一般的な症状を呈する。
優位大脳半球の前頭皮質、側頭皮質、頭頂皮質に病変が及ぶと、健忘、記憶障害、集中力欠如、遂行能力低下などの高次知的活動障害をきたすこともある。
脳梗塞からの回復期に時折起こる非認知症は、原病変が認知機能に影響を及ぼし、患者が性格の方向感覚障害を発症するためと考えられる。
効果的な根治治療は現在のところ不可能であり、脳梗塞の再発による病態の悪化を防ぐために脳血管障害の二次予防が必要であり、イデベノンなどの認知機能改善薬を併用する。
薬剤は医師の指導のもとに服用する。