前立腺肥大症ハーブの宿敵

漢方の宿敵というものは存在しない。 前立腺肥大症は漢方でいう「尿閉の精」に属し、漢方治療は対症療法が中心である。 一般的に用いられる漢方処方には、補中益気湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、神香散などがある。 1.補中益気湯:オオバコ、クマイ、タデなどを主成分とする。 1.八正散:オオバコ、クマイ、タデなどを主成分とし、清熱下痢、利尿、リンパ疏通などの効能があり、湿熱下陥(湿熱邪や熱邪が腸管、膀胱、陰部、下肢などを侵すこと)が原因で、尿が乏しく黄色っぽい、頻尿で渋い、尿の垂れ方が悪く尿閉まである、腹部の膨満感などの症状がある前立腺肥大症の治療に用いることができる。 2.補中益気湯:ハトムギ、人参、アンゼリカなどで構成され、補中益気、昇陽、昇陽の作用があり、脾腎気虚に属する前立腺肥大症、頻尿、垂れ流し、尿線が細く、夜尿症や尿失禁、精神疲労などの症状の治療に用いることができる。 3.紫白地黄湯:紫白、黄柏、山芋などからなり、滋陰清熱の作用があり、腎陰虚の前立腺肥大症、頻尿、残尿感や閉塞感、腰痛や膝の脱力感、めまい、立ちくらみなどの症状に用いる。 4.神香散(しんこうさん):鶏内金(けいないきん)、蛤粉(はまぐりふん)、海賦石(かいふせき)などで構成され、血行を盛んにし、瘀血を除去し、気の巡りを促進して水流を誘う作用があり、気滞や瘀血を伴う前立腺肥大症で、排尿困難、尿線が細くなる、尿が落ちるなどの症状や、尿道の収斂(しゅうれん)や痛み、時に血尿や血の気が引くなどの症状がある場合に用いる。 前立腺肥大症の患者は、それぞれの症状に応じて医師の指導のもとで薬を使用すべきであり、自己判断でやみくもに薬を使用すべきではない。