膵アカラシアと膵癌の鑑別診断は、疾患の性質、臨床症状、内視鏡検査により行うことができる。 1.疾患の性質:膵アカラシアは原発性の食道運動障害であり、食道の正常な蠕動運動が消失し、下部食道括約筋の弛緩が不良であることが特徴である。 カルディア癌(胃食道接合部癌)は、食道と胃の接合部に発生する悪性腫瘍である。 2.臨床症状:膵アカラシアの症状は、主に嚥下障害、食後の胸痛、喉への食物の逆流、胸やけなどである。 胃食道癌の症状には、進行性の窒息、食後の嘔吐、心窩部痛などがある。 3.内視鏡検査:膵アカラシアは食道動態の異常ですが、食道粘膜は損傷されていないので、内視鏡検査で粘膜は正常です。 カルディア癌は内視鏡検査で粘膜のうっ血や浮腫がみられ、病変は陥凹性病変、潰瘍性病変、カリフラワー状病変、結節性腫脹などがみられる。 以上はこれら2つの疾患の部分的な鑑別診断であり、具体的な病態は専門医の診断が必要である。