異常プロトロンビノーゲンの緩徐な上昇とは?

異常プロトロンビノーゲンは異常凝固第II因子とも呼ばれ、異常凝固第II因子の緩慢な上昇は、ビタミンK欠乏症、慢性肝疾患、肝がんなどが原因と考えられます。
1.ビタミンK欠乏症:ビタミンKは凝固第II因子を合成する補助因子ですが、ビタミンKが欠乏すると凝固第II因子が正常に合成されなくなり、異常凝固因子の緩慢な上昇が起こります。
2.慢性肝疾患:慢性肝疾患になると、肝臓による凝固因子の合成が低下し、異常凝固因子しか合成できなくなり、異常凝固因子IIが上昇する。
3.肝細胞癌:肝細胞癌の患者はプロトロンビンに異常があり、プレプロトロンビンカルボキシラーゼの原理が十分に発揮できず、異常なプロトロンビンⅡが大量に産生され、指数が緩徐に上昇する状況になる。
異常凝固第II因子の上昇が緩徐である理由は他にも考えられますので、患者さんは早めに医師に相談し、医師の指導のもと診断・治療を受けることをお勧めします。