臨床診断は確定診断とは異なり、より正確な診断である。 臨床診断とは、患者の過去の病歴、既存の臨床症状、画像診断、関連検査などを考慮し、エビデンスに基づいた医学的観点に基づいて医師が下す診断のことである。 病気を断定することはできない。 確定診断とは、多くの場合、病理学的な診断であり、病気を確定することができる。 例えば、長年喫煙していた高齢の患者に喀血、咳嗽、喘鳴の臨床症状があり、胸部CTで肺癌の可能性が示唆されたとする。 この高齢者は気管支鏡検査などの侵襲的な検査を行うことができず、病態をさらに明確にすることができないので、臨床的には肺癌と診断することができる。 しかし、この病気の診断を確定したいのであれば、病理検査を受ける必要があり、その病理検査の種類が肺癌であれば、肺癌の診断を確定することができる。 例えば、胸水貯留のある若い男性で、長引く発熱、寝汗、体重減少があり、胸腔穿刺を行い、胸水が滲出液を示唆し、胸水のADAが著明に上昇し、T-SPOTが陽性で、PPDが強陽性であれば、臨床的には結核と診断できるが、診断を確定するためには、胸腔鏡検査などの関連検査を受けて病理学的性質を把握し、カゼ性肉芽腫性炎症であるかどうか、結核DNA陽性であるかどうかなどを調べる必要がある。 診断の確定は臨床診断よりも正確で特異的であるが、侵襲的な検査を必要とすることが多く、患者は臨床診断に基づき、現在の治療でさらに診断の確定が必要かどうかを主治医に相談することができる。