中心静脈圧モニタリングの臨床的意義は、ショック患者において輸液療法の指針として用いることができる。 中心静脈圧は主に右心房と胸郭の大静脈の血圧である。 通常、中心静脈圧は4~12mmHgの間で変動する。 中心静脈圧測定中に中心静脈圧が著しく、あるいは徐々に低下していることが判明した場合は、主に血液量不足を示唆するものであり、血液量がこれ以上減少して血圧低下につながらないように、点滴による治療など積極的な治療で血液量を早急に補充することが推奨される。 中心静脈圧を測定すると、中心静脈圧が上昇している、あるいは徐々に上昇していることがわかるが、これは輸液量が多すぎること、速すぎることが関係していると考えられ、また患者の心筋収縮不全が原因となっている可能性もある。 輸液速度を遅くするか、輸液量を減らし、必要に応じて利尿治療を行うことが推奨される。 重篤な疾患や重篤な心不全がある患者の場合、中心静脈圧を検出することで、より正確に臨床治療の指針とすることができる。