温胆湯は慢性腎炎の治療には用いない。 温胆湯は、臨床的には胆胃の不調和や痰熱の内乱の治療に用いられる。 温胆湯は、半夏、竹根、柑橘黄連、茯苓、カンゾウからなる一般的な臨床処方で、整気解痰(人体の気を整えて痰を解消すること)、清胆、健胃の作用がある。 臨床では主に、臆病(心が恐い、人に会うのが怖い、怯えやすい)、落ち着きがない、めまい、動悸(心臓の鼓動が速く、しばしばパニックを伴う)、嘔吐やしゃっくり、てんかんなどの治療に用いられる。 臨床診断が胆・胃の不調和と痰・熱の内乱に属する場合にのみ、温胆湯を治療に用いることができることに注意すべきである。 現代では、慢性の胃炎や慢性の気管支炎のような一般的な臨床症状も温胆湯で治療できるが、温胆湯が慢性の腎炎を治療できることを証明する有効な臨床証拠はない。 温胆湯は、専門医の指導のもと正しく使用し、副作用を避けるため、許可なく服用しないこと。