排尿量が少ないのに、膀胱が一杯になっているように感じる女性は、先天性尿道狭窄症、尿路結石、神経損傷、膀胱膨隆などの原因が考えられます。 1.先天性尿道狭窄症:女性の先天性発育異常で尿道の構造的奇形があり、尿道が狭くなり、尿の排出が滞り、上記のような症状が出る。 2.尿道結石:膀胱結石のサイズが大きい場合、膀胱の尿道開口部を塞ぎ、尿が排出されなくなり、尿閉になる。尿道結石による尿道の局所狭窄も排尿を制限するため、上記の症状が生じる。 3.神経損傷:脳卒中、多発性硬化症、ギラン・バレー症候群、脊髄損傷、腰椎椎間板ヘルニア、糖尿病性末梢神経障害などの疾患により、膀胱鉗子筋の神経機能障害が起こり、運動性尿閉となるため、上記のような症状が現れます。 4.膀胱の膨隆:分娩時、胎児の過体重などにより膀胱と膣の間の支持筋が障害され、膀胱が膣前壁側に膨隆して隣の尿道を圧迫するため、上記のような症状が起こります。 また、膀胱腫瘍など、排尿量は少ないのに膀胱が溜まっているように感じる原因もあります。患者さんは速やかに医療機関を受診し、医師の指導のもとで原因を明らかにし、治療することをお勧めします。