五臓の「火」を取り除く独自の漢方薬とは?

五臓の火を消すいわゆる独自の漢方薬はない。 五臓の火を消すには、症状を見極める必要があり、例えば、心臓の火が亢進している場合は、冠地薬を服用すればよい。胃の火は、健胃薬や黄連薬などを服用すればよい。肺の陰虚による肺陰虚は、養陰清肺薬を服用すればよい。 1.導気薬:この薬は主に心火に効き、その臨床症状は主に口や舌のただれ、のどの痛み、心胸部の過敏熱(イライラして蒸し暑い)、短小紅尿(尿の量が少なく、色が濃い黄色)、火熱の内的亢進による便秘などである。 薬方としては、茴香(ウイキョウ)、厚朴(コウボク)、山梔子(さんしし)、牡丹皮(ぼたんぴ)、宣麻子(せんまこ)など。 服用期間中は辛いもの、脂っこいものは避ける。 2.清胃黄連丸:主に胃火灼証の薬で、臨床症状には口内炎、舌炎、歯茎、喉の痛み、口臭などがある。 この薬は黄連、石膏、板藍根、カンゾウなどを主成分とする。 妊婦には禁忌であり、陰虚火亢(体内の陰と精が不足し、火が亢進している)の場合は慎重に使用する。 3.養陰清肺丸:この薬は主に肺陰虚による虚火を対象としており、臨床症状としては、のどの乾きや痛み、痰の少ない乾いた咳、痰に血が混じるなどがある。 マイタケ、宣香散、川芎を主成分とする。 痰湿鬱結(たんしつうっけつ)の患者には適さない。 特定の薬については医師に相談すること。