甲状腺機能低下症は通常、特に原発性甲状腺機能低下症は薬物療法が必要です。 甲状腺疾患の経過に伴う一過性の甲状腺機能低下症であれば、薬物療法を必要としないこともあります。
甲状腺機能低下症は、甲状腺機能低下症とも呼ばれ、甲状腺ホルモンの合成と分泌の減少、またはその組織作用の弱まりによる全身的な代謝低下症候群です。
甲状腺機能低下症の原因はいろいろありますが、最も一般的なのは甲状腺自己免疫疾患、甲状腺手術、放射性ヨード治療による甲状腺機能亢進症などの原発性甲状腺機能低下症で、患者の症状を緩和し、甲状腺ホルモンとサイロキシンの正常値を維持するために、薬物で補充する必要があり、長期間の服薬が必要です。
甲状腺疾患の経過における一過性の甲状腺機能低下症の場合は、薬物療法が必要ない場合もあります。 例えば、亜急性甲状腺炎の患者では、病気の経過中に甲状腺機能低下症の時期があり、甲状腺機能低下症の時期が過ぎれば甲状腺機能は回復しますので、薬物療法が必要ないこともあります。
甲状腺機能低下症になると、体の代謝が悪くなり、寒気、疲労感、記憶力の低下、うつ状態、動きが鈍くなる、便秘、月経不順、嗄声(させい)、筋肉痛、心拍数の低下、肌荒れなどが起こります。 また、低身長、精神遅滞、乳幼児期の発育異常を引き起こすこともあります。
甲状腺機能低下症にかかったら、症状を長引かせないためにも、専門医の指導・助言のもと、できるだけ早く病院に行く必要があります。