明らかな臨床症状がなく不整脈に苦しんでいる85歳の高齢者はペースメーカーを装着する必要はないかもしれないが、患者が通常の生活に影響を及ぼすような明らかな症状がある場合は、ペースメーカーを装着する必要がある。 ペースメーカーとは、バッテリーを内蔵した埋め込み型の装置で、バッテリーを放電させることによって心臓からの電気信号を妨害し、心臓の興奮と収縮をコントロールし、第3度房室ブロックや頻発する心房細動などの重篤な不整脈を治療するものである。 ペースメーカーは、明らかな症状や血行動態の異常がない場合には通常必要ないが、血行動態が不安定で生活の質に影響を及ぼすような重篤な不整脈がある場合には必要となる。 ペースメーカーが患者に適しているかどうかは、患者の全身状態を考慮して医療専門家が判断する必要がある。