肺機能検査には通常、潮容積(VT)、深吸気量(IC)、肺活量(VC)、全肺活量(TLC)、力肺活量(FVC)の5項目がある。 1.潮容積(VT):潮容積とは、1回の静かな呼吸の間に肺に流入する空気の量のことである。 成人の潮容積は約500mlで、呼吸筋機能に異常があるかどうかを調べることができる。 2.深部吸気容量(IC):深部吸気容量(DIC)とは、穏やかな呼気の終わりに、最大吸気時に吸入できる気体の量である。 基準値は男性2069~3165ml、女性1589~2351mlで、吸気筋力の状態を判断することができる。 3.バイタルキャパシティ(VC):バイタルキャパシティとは、最大吸気後に呼気できる最大ガス量のこと。 呼吸筋機能障害や拘束性換気障害の有無を判断することができる。 4.全肺活量(TLC):全肺活量とは、深く吸入した後に含まれる全ガスの量である。 肺活量が増加すれば閉塞性肺気腫の可能性があり、肺活量が減少すれば拘束性肺疾患の可能性がある。 5.強制換気量(FVC): 強制換気量(FVC)は、肺全体に深く吸気した後、最大限の力と速度で吐き出せる気体の量である。 肺の換気機能が正常かどうかを判断することができる。 上記の5つの検査に加えて、補完呼吸量(ERV)、補完吸気量(IRV)、最大換気量(MVV)などの関連臨床検査もあります。