男性の甲状腺機能亢進症が治りにくいのは、治療の経過が不十分なときに薬をやめてしまったり、治療後に再発したりするなどの要因が考えられます。
1.治療が不十分な場合の服薬中止:甲状腺機能亢進症の薬物治療の周期は比較的長く、通常1年以上かかるため、治療周期が不十分で恣意的に服薬を中止すると、甲状腺機能亢進症が再発しやすくなり、治りにくくなります。
2.治療後の再発:甲状腺機能亢進症の薬物治療は通常プロピルチオウラシルなどの抗甲状腺薬を使用しますが、薬物治療の再発率は高く、50%です。ヨード131治療は再発率は低いですが、甲状腺機能低下症を誘発する可能性があり、レボチロキシンナトリウム錠を一生使用しなければならず、その結果、治癒が難しくなります。
これに加えて、甲状腺機能亢進症の再発は喫煙、年齢、甲状腺腫の程度、甲状腺ホルモンレセプター抗体などの因子とも関係があることが研究で示されています。
甲状腺機能亢進症と診断された男性は、医師の指導のもと定期的に治療を受ける必要があり、治療のコンプライアンスを向上させることで、甲状腺機能亢進症の治癒率をある程度向上させることができます。