寝たきり高齢者の下腹部膨満は、尿閉、胃腸障害、骨盤内貯留の発生につながる疾患などが原因と考えられる。 1.尿閉:前立腺肥大症などの前立腺疾患、尿道結石などの尿道機械的閉塞、神経原性疾患などが原因となり、尿閉、膀胱充満感、排尿困難、下腹部膨満感や疼痛などの症状を引き起こすことがある。 2.消化器疾患:寝たきりの老人に糞便貯留や大腸がんなどによる腸閉塞があると、腹痛、腹部膨満感、排便・排便停止などが起こることがある。 3.骨盤内貯留:子宮外妊娠、骨盤内炎症性疾患、卵巣がんなどの骨盤内腫瘍などにより、骨盤腔内に炎症性滲出液が貯留し、骨盤内貯留が形成され、下腹部膨満感や疼痛などの不快感が生じます。 また、尿道炎、膀胱炎、前立腺炎、便秘など様々な要因で寝たきり高齢者の下腹部膨満感が引き起こされることがありますので、適時医師に相談し、的確な治療を行うことをお勧めします。