血清リパーゼの上昇は、ある種の疾患の徴候であり、膵疾患と非膵疾患に分類される。 1.膵疾患:血清リパーゼの上昇は膵疾患、特に急性膵炎でよくみられる。 急性膵炎発症後4〜8時間頃から上昇し始め、24時間頃にピークに達し、上昇の程度は膵炎の重症度と正の相関がある。 また、慢性膵炎でも血清リパーゼはある程度上昇するが、その程度は急性膵炎に比べると低い。 2.非膵臓疾患:消化性潰瘍穿孔、急性胆嚢炎、腸閉塞などの急性腹症に多い。 血清リパーゼが上昇している場合は、治療が遅れて生体に悪影響を及ぼさないように、適時に医療機関を受診して原因を究明する必要がある。