妊娠したての頃は、痛みがなくても子宮の右側が引っ張られる感覚があるのは普通ですが、痛みや膣からの出血などの症状があるのは普通ではありません。 妊娠後、ホルモン値の上昇や子宮の大きさの増加に伴い、骨盤底靭帯に一定の引っ張り作用が働き、痛みを伴わない下腹部の引っ張り感が生じますが、これは正常な生理現象です。 しかし、右下腹部に引っ張られるような感覚があり、痛みや膣からの出血を伴う場合は、子癇前症や子宮外妊娠などが原因である可能性があり、正常ではありません。 また、妊娠初期に膣からの出血、ひきつれ感を伴う発作性の下腹部痛などの症状が現れた場合には、超音波検査で子宮内妊娠か子宮外妊娠かをはっきりさせ、プロゲステロン値や血中HCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)値を合わせて診断の補助とすることが大切です。 子癇前症に伴う流産が明らかな場合は、妊孕性温存による積極的な治療が必要であり、子宮外妊娠が明らかな場合は、手術や薬物療法による積極的な治療が必要である。 子宮の右側が少し引っ張られるときは、病院に行って原因を調べて治療する必要があります。