心房中隔欠損閉塞術後は、基本的に健常人と差はないが、治療効果や患者の予後に影響する術後合併症を避けるために、術後の抗凝固療法と定期的な経過観察が必要である。 心房中隔欠損症閉塞術後は、患者の心機能とリズムを注意深く観察し、不整脈が生じた場合には直ちに適切な薬物療法を行う必要がある。 術後はヘパリンや抗血小板薬による抗凝固療法を医師の処方に従って行うことで、血栓塞栓合併症のリスクを減らすことができるが、血小板数の少ない高齢患者に対してはワルファリンによる経口抗凝固療法が必要である。 大口径の心房中隔欠損症患者に対しては、術後6ヵ月後に定期的に超音波による経過観察を行い、閉塞器表面の血栓の早期発見に努め、血栓が発見された場合には抗凝固療法を強化する。 心房中隔欠損症閉塞術後、患者の予後は改善されるものの、術後合併症のリスクは残るので、医師の指示に従い薬物療法を行い、病院で定期的な経過観察を行うことで回避する必要がある。