HER-2(2+)はどうなったのですか?

HER-2(2+)は、乳癌の病理報告における免疫組織化学的所見である。 HER-2(2+)とは、免疫組織化学的染色で癌細胞におけるHER-2遺伝子の発現強度が中等度陽性であることを意味し、クリティカルと考えられる。 一般に,乳癌患者の病理診断書では,免疫組織化学的染色結果がHER-2(2+)の場合,HER-2陽性か否かの区別がつかず,HER-2(2+)はcriticalと考えられる。 さらに陽性か否かを区別するために、さらにFISH検査を行い、検査結果から増幅しているか否かを明らかにし、その後の治療方針を立てる。 FISH検査で遺伝子増幅が陽性であれば、HER-2陽性と判断でき、この時点での治療ではトラスツズマブを追加して再発率を下げる標的治療を行う必要があり、標的治療はHER-2陽性患者の再発・転移の確率を50%低下させることができ、末期乳がんの全生存期間を延長させることもできる。 FISH検査で遺伝子増幅が陰性であれば、HER-2陰性と判断でき、トラスツズマブ標的療法を行う必要はないが、陰性患者の指標としては、標的薬の臨床応用は副作用を増加させるだけで、患者の予後を改善することはできない。