等張性低水分症等張性生理食塩水を大量に投入すると、高塩素酸アシドーシスを起こすことがある。 等張性脱水では、主に配合塩化ナトリウム溶液による治療が行われる。 等張性脱水では、水分の喪失はナトリウムの喪失に匹敵し、大量の等張食塩水を補給すれば、ナトリウム濃度は正常範囲に維持できるが、塩化物イオン濃度は正常濃度よりはるかに高くなる。 同時に、ナトリウムイオンの喪失により、腎尿細管の水素-ナトリウム交換が減少し、塩化物イオンの再吸収が増加し、時間の経過とともに高塩素酸アシドーシスが形成される。 等張食塩水を大量に投入して等張脱水を行った後に血中塩素濃度が上昇した場合は、有害な結果を避けるために、遅滞なく直ちに是正すべきである。