減圧期の肝硬変痛は、腹水貯留、感染症、静脈瘤後の出血などが原因と考えられるので、止血、抗感染、抜液などの治療を行う。 1.腹水貯留:利尿薬(スピロノラクトンとフロセミドの併用など)、開腹による吸引、経頸管的肝内門脈シャントなどが用いられる。 2.感染症:体の免疫力が低下し、腸管粘膜のバリア機能が低下し、糖代謝異常などが起こり、細菌性腹膜炎、胆道感染症などの感染症にかかりやすく、痛みの原因となるため、セフォペラゾン、スルファジアジン、レボフロキサシンなどの抗生物質を使用する。 3.出血:食道胃底静脈瘤が最も多く、激しい腹痛を引き起こし、止血が必要で、薬物(オチトレキサート、成長抑制剤など)、内視鏡的結紮、バルーン圧迫などで止めることができる。 減圧期の肝硬変は、通常、病状の変化が急激であるため、早急な治療が必要である。