サラセミアは、造血幹細胞中の白血球抗原が適合すれば、臍帯血を保持してサラセミアの治療に用いることができる。 サラセミアは遺伝的に発症し、一般的にはα-サラセミアとβ-サラセミアに分類される。 一般に、静止型や軽症型のサラセミアには特別な治療は必要なく、中間型や重症型であれば治療が必要であり、一般的な治療法としては、造血幹細胞移植、赤血球輸血、脾臓摘出術、遺伝子活性化療法、鉄キレート剤などがある。 その中でも同種造血幹細胞移植は、現在のところβサラセミアに対する治療法であり、臍帯血中に造血幹細胞が存在する場合、その白血球抗原が適合していれば選択できる治療法である。 したがって、妊娠中に胎児がサラセミアである可能性があると診断された場合、治療のために臍帯血を保存することができる。