便潜血±(問題文は11)とは、便潜血検査が弱陽性で、消化管内に少量の出血がある可能性を示唆するもので、血液製剤の摂取などの生理的な原因でみられるほか、消化性潰瘍、急性胃粘膜病変、消化管悪性腫瘍などの病的な原因でもみられることがある。 1.生理的原因:血液製剤の摂取、硫酸第一鉄などの鉄分の摂取などにより、便潜血が弱陽性になることがあります。 2.消化性潰瘍:消化管粘膜の自己消化により形成される潰瘍を指し、消化管出血を起こすことがあり、出血量が5ml以上になると便潜血陽性を起こすことがある。 3.急性胃粘膜病変:胃粘膜のさまざまな程度のびらん、浅い潰瘍化、出血を特徴とする病変で、便潜血陽性の原因にもなる。 4.消化管の悪性腫瘍:胃がん、大腸がんなどで、消化管出血を起こすこともあり、便潜血陽性となる。 便潜血陽性の原因はこのほかにもたくさんあるので、注意し、適時に受診して原因を突き止め、医師の指示に従って治療を進める必要がある。