慢性副鼻腔炎は一般的に癌の原因とはなりませんが、慢性副鼻腔炎が長く続くと副鼻腔癌になる可能性が高くなります。 慢性副鼻腔炎は副鼻腔の粘膜に起こる慢性の炎症で、積極的な治療を受けると予後が良くなることがほとんどで、一般的にはがんの原因にはなりませんが、治療を受けずにいると炎症が副鼻腔の粘膜を刺激する状態が長く続き、副鼻腔がんのリスクが高くなることがあります。 副鼻腔癌は副鼻腔に発生する悪性腫瘍で、その病因はまだ不明であり、長期にわたる慢性炎症刺激、良性腫瘍の悪性化(逆性乳頭腫など)、外傷、発癌性物質への長期暴露などが関係していると考えられています。臨床症状としては、主に鼻血、嗅覚障害、鼻づまり、眼球突出、涙の溢出などが挙げられますが、重症化すると腫瘍の拡散により顔面挙上、顔面非対称などの現象が見られることがあります。 慢性副鼻腔炎の患者さんは、病状を長引かせないように、適時に医師に相談し、医師の指示に従うことをお勧めします。