湿邪を取り除く灸のツボは他にもあるが、一般的なのは「陰陵泉(いんりょうせん)」と「太白(たいはく)」である。
陰陵泉は脾経のツボで、下腿の脛骨内顆下縁と脛骨内縁の間の窪みにあり、利尿と湿の滲出(水の運行を促進して湿を除く)、脾腎の強化(脾と腎を強化する)、経絡の開通と疏泄の活性化などの作用があり、水腫、下痢、腹部膨満感など湿の弊害による病気を治す。
太白は脾経の元のツボで、足の第1中足趾節関節近位赤白肉(手の心と手の甲、足の心と足の甲の交点間)にあり、脾と湿(脾を強化し、湿を取り除く)、気と胃の益(補気と内臓を通して胃と内臓を調整する)、痛みの効能を活性化し、腸の耳鳴り、腹部膨満感、下痢などの治療ができ、脾、湿などの病気の証拠である。
ツボ灸は専門の漢方医の指導のもとで行い、自己流で行わないよう注意すること。