NSEとは神経特異的エノラーゼのことで、ラクナ脳梗塞ではNSEが上昇する。
空洞性脳梗塞は虚血性脳血管障害の一種で、主に中高年にみられ、明らかな臨床症状がない場合もあれば、軽度の言語障害、手足の不自由、認知機能低下などの症状がみられることもあり、これらは空洞性脳梗塞の部位、空洞性脳梗塞の大きさ、血液供給量などが関係している。
NSEは神経および神経内分泌組織に存在し、脳組織細胞での活性が最も高く、末梢神経および神経分泌組織では中間の活性値、非神経組織、血清および髄液では最も低い値を示す。
近年、虚血や低酸素による脳梗塞後に神経細胞から活性物質が放出され、損傷や崩壊をきたすことが研究者の注目を集めており、中でも神経特異的エノラーゼは脳組織損傷の特異的かつ高感度なマーカーと考えられている。
NSEが上昇した場合は、明確な診断のために医師に相談し、遅れないように医師の指導のもと標準的な治療を受けることが推奨される。