ハトムギと陳皮の水煮は、補気・昇陽、発液・養血、乾湿化痰(湿を乾燥させ痰を溶かして排出すること)、鎮腫利尿など様々な作用があるが、実際の漢方薬の水煮の効き目は、生薬を煎じたものほどではなく、治療効果が得られないことが多い。
ハトムギと陳皮はともに肺経と脾経に属し、このうちハトムギは気陽の強壮作用があるが、そのほか、津液の生成と血の滋養、気滞や麻痺の移動(麻痺した経絡をすっきりさせる)、利尿やむくみの誘発、発汗や表皮の停止、ただれや筋肉の抑制(ただれを早く治し、新しい肉の成長を促す)など、さまざまな作用がある。 表面的な固さや邪気を患っている人には勧められない。
陳皮の作用は、主に気を整え、脾を強め、湿を乾かし、痰を解消する。 脾胃の気滞、脾肺の気虚で、自然発汗(筋表層の衰弱による頻発・自然発汗)、多量の痰を伴う咳嗽、乏しい食欲を伴う緩便(細く形の悪い便)、心窩部(胃・腹部)の膨満感などの患者には、この2剤の併用が適している。
上記の薬剤の副作用は不明である。 ハトムギと陳皮の水煮を生薬の代わりに使用して病気を治すことは不可能であり、病状を改善する必要がある患者も、専門医の指導のもと、適時に医師に相談し、正しい薬を使用する必要がある。