左胸下部にある臓器は胃と脾臓である。 胃が中程度に充満している場合、その大部分は左第四肋骨部に位置し、ごく一部は腹部上方に位置するのが普通であり、その位置が大きく異なる理由としては、体格、体位、充満度の違いなどが挙げられる。 胃は消化器系の中で最も膨張した部分で、その容量は成人で約1500mLである。 胃は食物を保持し、消化液を分泌するだけでなく、内分泌機能なども有している。 脾臓は胃と横隔膜の間、第9~11肋骨の内面にあり、その長軸は第10肋骨と一直線上にある。 脾臓の位置は固定されておらず、呼吸運動や体位の変化に伴ってわずかに移動し、立っているときよりも横になっているときの方が2.5cm高くなる。脾臓は人体最大のリンパ器官であり、その機能には血液の貯蔵、造血、老化した赤血球の除去などがある。 左胸下部に違和感を感じたら、症状を長引かせないためにも、早めに医師に相談することをお勧めする。