胆道性心症候群の臨床症状は、心前部痛、不整脈、心電図変化である。 1.前胸部痛:胆道疾患は内臓神経を介した関与痛を生じ、程度の差はあるが、前胸部や心窩部に鈍痛や疝痛を伴う。 この痛みは長時間続き、脂っこいものを食べた後に起こることが多く、ニトログリセリンを含んでも効果がない。 2.不整脈:不整脈は動悸やパニックを感じることが多い。 自律神経、特に迷走神経を介して胆道疾患に関連し、心臓の自己調節障害につながる可能性がある。 不整脈は胆道疾患が治れば消失する。 3.心電図変化:非特異的なST低下とT波逆転が約3分の1の患者にみられる。 胆道性心症候群の心症状や心電図変化は冠動脈疾患や狭心症と類似しており、誤診されやすい。 上記のような症状が現れた場合は、早めに医師に相談し、医師の指導のもと治療を標準化することをお勧めする。