踵の痛みは、長期的な踵への負担や寒冷刺激などの生理的要因によるものと、アーチの異常や腰椎椎間板ヘルニアなどの病的要因によるものがある。 1.生理的要因:踵に長期的な負担がかかると、アキレス腱付着部の微小損傷や無菌性炎症が起こり、アキレス腱付着部炎、アキレス腱炎など、足指を引っ掛ける際に踵の痛みを誘発することがある。また、寒冷で湿潤な環境に長期間さらされると、踵部の小血管の収縮やアキレス腱の短縮が起こり、足指を引っ掛ける際にアキレス腱が過伸展し、痛みを誘発することがある。 2.病理学的要因:先天性または後天性の足部アーチ構造の異常も、足指を引っ掛ける際にアキレス腱に過度の緊張を与え、偏平足などの痛みの症状を引き起こすことがあります。また、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎分離症、梨状筋症候群など、踵部を支配する神経が圧迫される場合にも、足指を引っ掛ける際に踵の痛みが生じることがあります。 踵痛の症状だけでは原因を正確に判断できないこともありますが、病歴の特徴やその他の検査結果も合わせて正確に判断する必要がありますので、医師の指導のもとで原因をはっきりさせることをお勧めします。