昼間は咳が出るのに、夜間だけ咳が出る原因はいろいろあるが、よくあるのはアレルギー性咳嗽、慢性気管支炎、慢性心不全、胃食道逆流などである。 1.アレルギー性咳嗽:アレルギー性咳嗽患者は気道過敏性が亢進しており、日中の呼気流量ピーク値が低下しているのに比べ、特に夜間の冷気吸入、刺激臭や綿毛、ダニなどの咳症状が刺激されやすい。 2.慢性気管支炎:慢性気管支炎患者は、昼間は痰が体の動きに伴って排出されるが、夜間睡眠中は痰の喀出が弱まるため、大量の痰が内腔に溜まり、夜間の気道反応性の亢進と相まって、夜間に咳が出やすくなる。 3.慢性心不全:患者が横になっていると、返血量が著しく増加するため、肺うっ血を悪化させ、昼間の立っている状態に比べて、咳が出やすくなる。 4.胃食道逆流症(GORD):夜寝ている時、十二指腸や胃の内容物が食道に逆流し、気道が刺激されるため、咳が出たり、窒息したりする。 日中は咳が出ないのに夜間だけ咳が出るのは、他にも点鼻後遺症など様々な理由があります。症状が改善しない場合は、症状を長引かせないためにも、早めに医師に相談することが大切です。