胃食道逆流症(GERD)には逆流性食道炎と非びらん性逆流症(NERD)があり、主な違いは診断基準である。 胃食道逆流症(Gastroesophageal Reflux Disease: GERD)は、胃十二指腸内容物の食道への逆流により不快な症状や合併症を引き起こす疾患である。 1.GERDの診断基準は、典型的な逆流症状、胸やけ、食道粘膜の様々な程度の損傷を示す胃カメラ所見である。 2.GERDの診断基準には、典型的な逆流や胸やけの症状だけでなく、胃カメラが陰性であること、あるいは典型的な酸の逆流や胸やけを伴わない逆流があること、24時間食道PHモニタリングで食道内に過剰なアルカリ性または酸性の逆流があること、プロトンポンプ阻害薬治療が有効であることが確認されることなどが含まれる。 GERDも逆流性食道炎も慢性的に再発する傾向があり、食道狭窄、バレット食道、上部消化管出血などの合併症を合併することがある。 したがって、症状のコントロール、再発の抑制、合併症の予防のために、疾患の診断後は長期にわたる標準的な治療を行う必要がある。