ペプシノーゲン1の高値は胃粘膜の分泌亢進を示唆するが、これは通常胃癌の症状ではなく、消化性潰瘍、胃炎などで多く見られる。 ペプシノーゲン1はペプシノーゲンのサブタイプの一つに属し、主に胃底腺主細胞や頸部粘液細胞から分泌され、その変化レベルは胃粘膜の変化をある程度反映することができる。 ペプシノーゲン1が増加すると胃酸分泌の亢進を示唆し、消化性潰瘍や胃炎など胃酸が増加する疾患に多くみられる。 ペプシノーゲン1が減少すると、胃酸の分泌が減少し、胃粘膜の分泌機能が低下していることを示唆し、多くは萎縮性胃炎や胃がんなど胃腺の破壊が亢進する疾患でみられる。 従って、ペプシノーゲン1が高くても胃癌の徴候ではないことが多く、胃癌の診断にはさらに胃カメラと生検が必要である。