CTの結果に異常が認められなければ、一般にじん肺は当面否定できる。 しかし、粉じんの種類や保護具の違いなどにより、長期に産業粉じんにさらされた既往がある場合、粉じんにさらされてから1年未満でじん肺になるものもあれば、遅い人では10年以上、数十年もじん肺になることもあり、定期的な検診が必要です。 じん肺とは、じん肺症の略称で、シリカ粉じんや石綿粉じん等の有害な粉じんを長期間吸入し、肺に沈着して粉じん結節や肺線維症を主病変とする一般的な職業病で、炭鉱労働者や石綿加工労働者に多くみられる。 現在、じん肺の診断は主に胸部X線検査に基づいており、CTによる診断基準はない。 胸部X線検査に比べ、胸部CT、特に高分解能CTは感度が高く、直径1.5mm未満の小さな円形陰影の検出に有利である。 また、心臓や縦隔の後方、脊椎や副縦隔にある大きな影や、肺尖や鎖骨の後方にある小さな癒合影も検出しやすい。 胸部CTで異常が見つからなければ、じん肺はひとまず否定できるが、ごく初期の段階であれば、CTが正常であることもあり、危険因子の高い人は定期的な検査が必要である。 じん肺のリスクが高い職業に従事する場合は、定期的に健康診断を改善し、異常が見つかれば定期的に病院で治療を受ける必要がある。