迷走神経による心拍数の低下は、症状が軽い場合は一時的に観察することができ、症状が明らかな場合はアトロピンの内服や静脈注射で治療することができる。 心拍数は交感神経と迷走神経の両方によってコントロールされており、迷走神経の興奮は心拍数を遅くし、交感神経の興奮は心拍数を速くする。 迷走神経による心拍数の軽度の低下は、一時的に状態の変化を観察することができ、迷走神経の緊張が徐々に低下するにつれて症状は改善する。 心拍数が低下して駆出が不十分になった患者には、めまいなどの臨床症状が現れ、さらには心原性失神が起こることがあるが、これにはアトロピンの内服が有効であり、症状が特に重い場合には、心拍数が低下した患者の症状を速やかに緩和し、生命を脅かすような状態になるのを防ぐために、アトロピンの静脈内注射が必要となる。 心拍数の低下は迷走神経が興奮したときに起こるので、失神の発生を防ぐために、状態の変化を注意深く観察し、暖かさに注意を払う必要がある。