入眠後の頻繁な咳は、乾燥した環境、喘息、心不全、胃食道逆流症(GERD)などが原因である可能性があり、原因に応じた治療が必要である。 1.環境の乾燥:室内環境が乾燥していると、空気中の湿度が低くなり、のどに刺激を与え、入眠後に咳が頻発することがある。 加湿器などで室内環境を改善し、湿度を上げることで治療が可能である。 2.喘息:気道の過敏反応に関連し、早朝や早朝に発作的に咳、胸苦しさ、喘鳴などの症状が現れることが多い。 βアドレナリン受容体作動薬と組み合わせた吸入グルココルチコステロイドが、ブデソニド・ホルモテロール粉末吸入薬などの治療によく使用される。 3.心不全:横になって寝ることで返血量が増加し、肺水腫を起こし、夜間に咳が頻発したり、呼吸困難などを伴う。 症状緩和のためにフロセミドやスピロノラクトンなどの利尿薬や、ジゴキシンなどの心収縮力増強薬がよく使われる。 4.胃食道逆流症(GORD):夜間横になっていると、胃の内容物が食道、咽頭、気道に逆流することがあり、夜間の頻繁な咳、胸やけ、胸のつかえなどの症状が出る。 オメプラゾールなどのプロトンポンプ阻害薬やモサプリドなどの胃運動機能改善薬で治療するのが一般的です。 入眠後の頻繁な咳は、他の原因による場合もあり、症状が軽快しない、あるいは悪化するようであれば、早めに病院を受診して検査を改善し、原因を明らかにして治療を受けることをお勧めします。