白血病の化学療法後に血球数が増えないのは、化学療法後に骨髄抑制が起こるためと考えられる。
白血病の診断後、化学療法が必要となるが、化学療法薬は骨髄抑制を起こしやすく、白血球総数の減少、血小板減少、ヘモグロビン減少などの骨髄抑制症状が現れる。
軽度の骨髄抑制患者では、白血球増加薬や血小板増加薬(遺伝子組換えヒト顆粒球刺激因子、遺伝子組換えヒトインターロイキン-11など)の投与で血球数が増加することがあるが、重症例では変化はない。
重篤な骨髄抑制のある患者では、重篤な感染症、ショック、出血などを避けるため、化学療法の中止や化学療法レジメンの変更を患者自身の状態に応じて検討する必要がある。
骨髄抑制は白血病化学療法の経過中によくみられる現象であり、できるだけ早期に発見し、治療することで症状の遅延を避ける必要がある。