一般に,駆出率が68であれば心不全とは言えない。 心エコー検査で測定される駆出率は、心臓の収縮機能や心不全の有無を評価する上で欠かせない指標であり、正常人では50以上である。 心不全の主な診断基準は、呼吸困難、咳、痰、喀血、めまい、乏尿、下肢浮腫などの典型的な心不全症状があるかどうか、駆出率が40より低いかどうか、脳性ナトリウム利尿ペプチドなどの心不全指標が上昇しているかどうかである。 駆出率が50を超え、典型的な心不全症状があり、脳性ナトリウム利尿ペプチドが上昇している場合も心不全と診断できる。 しかし、単純駆出率68は正常値であり、心不全の典型的な症状もなく、脳性ナトリウム利尿ペプチドの指標もないので、心不全とは言えない。 上記のような状態にある患者さんは、病状が遅れないように、定期的に病院を受診し、専門医の指導のもとに標準的な治療を受けることをお勧めします。