ステージ3の結腸癌にはdMMrとpMMrのどちらが良いか

一般的にステージ3の結腸癌では、dMMR(ミスマッチ修復欠損)は治療が容易で予後も良好である。 一方、pMMR(ミスマッチ修復正常)は通常、難治性腫瘍で予後不良である。 dMMR、pMMRとは、免疫学的検査の結果を指し、dMMRはタンパク質の欠失の存在を示唆し、pMMRはタンパク質の欠失の非存在を示唆する。 タンパク質の欠失は腫瘍の新抗原を形成し、この新抗原は身体の免疫系によって容易に認識されるため、抗腫瘍免疫反応が開始され、免疫療法に対する感受性が高くなる。 一方、タンパク欠失がない場合は腫瘍の新抗原が形成されず、免疫療法に感受性がなく、通常は放射線療法または手術療法のみで治療され、効果が乏しく再発しやすいため、pMMR腫瘍の治療は容易ではない。 しかし、免疫学的検査の結果がdMMRであろうとpMMRであろうと、患者は積極的に治療を受け、生存期間の改善に努め、定期的な検診を受けるべきである。