羚羊角(レイヨウかく)には、肝を鎮めて風を抑制する作用、肝を清明にして視力を改善する作用(肝火を清明にして視力の回復を促す)、血を散じ毒素を解毒する作用がある。 主に肝風の内動、痙攣や発作、妊娠中の子癇の治療に用いられる。 羚羊角は肝熱を去り、風を抑制し、痙攣を止める作用に優れ、子癇の痙攣、特に熱と風(熱がたまりすぎると風を起こす)による痙攣の治療に重要な薬である。 高熱、失神、痙攣、発作の温病、熱風の治療には、鈎子、菊花などを用いることが多い。 羚羊角は、肝を鎮め陽を沈める(肝の陽気が高まりすぎるのを抑える)作用がある。 めまい、イライラ、不眠、頭痛など肝陽亢進(肝陽が過剰になり、めまい、立ちくらみ、頭痛などの症状を起こす)のある人に適し、陰を養い陽を沈める作用があるため、Radix Rehmanniae PraeparataやGastrodiae Praeparataと併用されることが多い。 羚羊角は肝火を清め、視力を改善する。 目の赤い腫れと痛み、内気で涙もろい、頭痛などの肝火の炎症に適し、ゲンチアナ、オウゴン、カッシア、サイリウムなど肝を清明して肝火(肝の火を清明する)にして視力を改善することが多い。 カモシカの角は、血と気の両方を清めることができ、心を清め、肝臓を冷やし、下痢や解毒(体内の火や毒を取り除く)の良い効果があります。 温熱病、発熱、譫妄(うわごと)躁病、あるいはけいれん発作、熱疹などに用いるが、石膏、宣麻子などと組み合わせて、清熱解毒(体の熱と火を取り除く)、涼血解毒(血熱と毒素を治療する)に用いることが多い。 脾虚、遅燥の患者には禁忌である。 服用には医師の指導が必要である。