腸癌が胆嚢に転移することはありますか?

腸癌における胆嚢転移の発生は臨床的にはまれであり、腸癌患者の転移部位としては、肺転移、骨転移、脳転移などに加えて、肝臓転移が最も多い。 消化管からの静脈血は門脈を通って肝臓に戻るため、大腸癌などの消化管悪性腫瘍の遠隔転移で最も多いのは肝転移である。 転移巣が増大し、肝機能に深刻な障害をきたすと、肝腫大、黄疸、腹水などの肝不全症状を呈することがある。画像検査では、単発または多発の肝転移巣を見つけることができる。 胆嚢窩に近い転移巣が胆嚢に浸潤することもあるが、臨床的には単純な胆嚢転移はまれである。 大腸癌では肝臓以外にも遠隔臓器への転移があり、肺転移では咳、痰、喀血など、骨転移では持続的な局所痛や病的骨折、脳転移では激しい頭痛や感覚運動障害などの症状が現れる。 胆嚢転移は腸癌患者では非常にまれである。 再発や転移をできるだけ早期に発見し、できるだけ早く適切な治療を行うために、腸がん患者は手術後も定期的な検査を受けることが推奨される。