妊娠後期のむくみは何が問題なのか?

妊娠後期の浮腫は、生理的なものと、栄養不良による低タンパク血症や妊娠高血圧症候群などの病的要因によって生じるものがある。 1.生理的浮腫:妊娠中のホルモンレベルの変化により、組織の間質にナトリウムと水の貯留が起こり、浮腫が生じる。 また、大きくなった子宮が骨盤内の血管を圧迫するため、血管の逆流が阻害され、下肢の浮腫につながることもある。 2.低タンパク血症:妊娠中は栄養摂取量が多すぎるため、タンパク質の摂取が不足すると低タンパク血症になり、妊娠後期の浮腫の原因にもなります。 3.妊娠高血圧症候群:妊娠と血圧上昇を併発する疾患群で、その多くは蛋白尿を伴い、低蛋白血症を引き起こし、血圧上昇、下肢の浮腫、尿量減少などの症状が現れます。 また、妊娠後期に水腫を起こすこともあります。 妊娠後期の浮腫の原因は他にもたくさんありますが、その原因を真剣に考え、適時受診して原因を特定し、医学的なアドバイスに従ってさらなる治療や処置を行う必要があります。