口が苦いというのは、漢方医学的には、一方では少陽の邪であり、小柴胡湯で解消でき、他方では肝胆の湿熱(肝胆に湿熱の邪が溜まっている)であり、竜胆瀉肝湯で解消できる。 1.少陽の邪:小柴胡湯は『腸チフス論』に収載されており、少陽の邪を取り除くだけでなく、肝火・胃気の下降を改善する。 処方の中で、柴胡は肝を解し、鬱を和し(肝の気の滞りを解いて鬱を治療する)、鬱の気を分散させ、柴胡は苦・寒・瀉の作用があり、肝・胆の火を清め、口中の苦味を改善する。 この処方の禁忌と副作用は明らかでない。 2.肝胆湿熱:ゲンチアナ下痢肝湯は『医方処方集解』所収で、ゲンチアナ、サイリウム、オウゴン、トウキ、クチナシ、チャイホウ、カンゾウ、ゼクセイ下痢湯、チャイホウ、キキョウ、カンゾウ根茎、カンゾウ根茎などの漢方薬が配合され、肝胆の湿熱を去り、口中の苦味を改善する。 この処方に配合されている漢方薬は、ほとんどが苦寒性で、脾胃を傷害しやすいので、脾胃虚証(脾胃が虚弱で寒がり)、陰虚陽亢(陰液不足で陽気が亢進している)の人には適さず、禁忌はまだはっきりしていない。 口に苦い症状が現れたら、専門医の指導のもと、速やかに通常の病院へ行き、薬物療法を受けることを勧める。